就活を始めるといっても何から始めて良いか分からないという方も多いでしょう.
この記事では,就活の順序とおすすめサービスを紹介していきたいと思います.
0.就活スケジュールを把握する
就活のスケジュールは以下のようになっています.
徹底解説! 2020卒 就活スケジュール – 就活準備 – マイナビ2020
要約すれば以下のような感じですね.
6~9月:夏季インターンシップ
10~2月:冬季インターンシップ
3月:企業エントリー・ES・SPI開始
4月~:順次面接
夏季インターンシップが6月から始まりますので,理想的には自己分析・業界分析は大学3年の4~6月で一度はすることが重要です.
その後,インターンシップを通じてこの業界にあっているのかどうかを含めて再度業界・企業を再考していきます.一年中,自己分析と業界・企業分析は繰り返していきます.
では,スケジュールを把握したところで,具体的な手順を見ていきましょう.
1.総合就活情報サイトへ登録する
とにもかくにも総合就活情報サイトへ登録しましょう.
様々な就活情報を手に入れることができるだけではなく,自己分析ツールなどを利用することができます.
日本の2大総合就活情報サイトです.正直いって違いはあまりないので,どちらかに登録しておけば十分です.
2.自己分析を行う
上記で登録したマイナビorリクナビを用いて自己分析を行いましょう.
自分では気付くことができなかった強みや弱みを把握することができます.また,自分の性格にあった企業も一応紹介してくれますが,これはあまり当てにしなくてよいでしょう.とにもかくにも自分の性格を正確に把握することが大事です.
今後ES(エントリーシート)で,「あなたの性格は?」「あなたの弱点は?」のような設問が頻繁に設けられますので,それにスムーズに答えるためにも自己分析を行うべきです.
3.業界分析を行う
行きたい企業の業界について知るためor行きたい業界を探すために業界分析を行いましょう.方法としては下記で上げる本を読み込むのが早いです.
今後10年で成長が期待される業界はどれなのか?業界の市場規模はどの程度なのか?業界内での企業の立ち位置は?など就活生なら誰しもが気になる疑問を一瞬で解消してくれます.この業界分析を行うかどうかで,闇雲に企業を探す泥沼に就活になるのか,しっかり方針が建てられた就活になるのかが決まります.
「会社四季報」業界地図か日経業界地図のどちらかを購入すれば十分です.
- 「会社四季報」業界地図
一番メジャーで一番おススメです.オールカラーで各業界について詳述されていることに加え,AIやドローンなど数多くの注目業界の業界研究が掲載されいています.就活生必携の一冊でしょう.
- 日経業界地図
次におススメするとすればこちらです.日本経済新聞社が発行している業界地図です.上記の会社四季報に比較すると,最新のニュースやキーワードに関しての説明が追加されていることに加え,世界シェアの情報が数多く含まれています.時間に余裕があり,より詳しく知りたい方はこちらを選択すると良いでしょう.
また,上記の業界研究を経て特定業界に興味を持ち始めた場合には,ネットで調べるか特定業界の業界地図を購入することでより詳しく知ることができます.それぞれの業界でおすすめの本を列挙しておきます.
- コンサルティング業界大研究[最新]
- IT業界徹底研究 就職ガイド
- 図解入門業界研究 最新広告業界の動向とカラクリがよ~くわかる本
4.SPI・Webテスト対策を行う
ES(エントリーシート)と面接の間に筆記試験を課している企業は非常に多く存在しています.面接にたどり着く前に筆記試験で落ちてしまうと物凄く後悔してしまうので,しっかりと対策を行っていきましょう.
SPI
SPIはWebテストの代名詞ですね.テストセンターまで行って受ける場合と,自宅で受ける場合があります.試験内容は,能力適性検査(言語問題・非言語問題),性格適性検査があります.多くはありませんが企業によっては,英語と構造的把握力が追加されます.基本的な難易度は高くないので,対策をすれば高得点を取得することができます.以下の本がおススメです.
玉手箱・C-GAB
SPIの次によく見かけるWebテストです.試験内容は,計数・言語・英語・性格適性検査になります.難易度はSPIからかなり上がりますので,間違っても対策なしに志望度の高い企業のWebテストを受けてはいけません.なお,ホームページでの記載が,能力適性検査→SPI,Webテスト→玉手箱であることが多いので,マイページで確認しておきましょう.以下の本で対策を行うことができます.
5.インターンシップに申し込む
夏・冬のインターンシップどちらでもよいので,必ず一つは行くことをお勧めします.その理由は実際に現場に入って社会人と触れ合うことで,社会で働くイメージを具体的に掴めるためです.尚更それが志望度の高い企業であれば本当に自分にあっているのかなどを身をもって知ることができ,その体験は必ず今後の就活で活きてきます.
上記の業界分析で興味を持った業界が出てきていると思いますので,その業界の企業のインターンシップ情報を手に入れ,気に入ったものに申し込みましょう.その際に役立つのが下記の本です.
インターンシップに特化した情報本で,企業探しからインターンシップで重要となってくることを網羅して書いてくれています.
6.各種就活サービスの利用
企業の方と触れ合うことができるのはインターンシップだけではなく,現在は就活サービスを利用することで有利に就活を進めることができます.ただ,もう就活サービスが多くなりすぎていて,どれが良いかわかりにくいので厳選したものをご紹介します.
逆求人型
逆求人型とは,ホームページに登録さえしておけば企業側からオファーが届くサービスです.大手から中小まで幅広く導入する企業が増えており,とりあえず登録しておくだけでどんどんオファーが届きます.自分を求めてくれる企業というのは嬉しいもので,オファーが届くこと自体が自信につながりますので,どれか一つだけでも利用することをお勧めします.
- キミスカ
逆求人の中でも大手で,一番おススメです.キミスカは大手企業も多く利用していることが特徴で,場合によっては1次,2次を飛ばして選考のフローに乗り,早期内定を獲得することもできます.実際に使ってみるとオファー数がかなり多く,自分が知らない企業を知るきっかけにもなりました.
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- ニクリーチ
最近話題になってきているサービスです.ニクリーチは企業の方と焼肉を食べながら,相談をしたり選考を受けることができます.これすごく良いですよね.自分が就活生の時に知っていたらめっちゃ利用していたに違いない.ただそんなに上手い話があるのかって疑いますよね.口コミを調べた限り,実際に焼肉に連れて行ってもらえた人が大半ですね.ただ悪質な企業の場合はご飯無しなんていうこともあるそうなので,見極めは必要です.しかし冷静に考えれば,このサービスを利用して採用活動をしている以上,ご飯に連れて行かないとただただ悪評が広まって企業側に何も良いことがないので,基本的には安心してよいと思います.お肉食べたい,という方はぜひ.
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OB/OG訪問サービス
- ビズリーチ・キャンパス
OB/OG訪問で有名なのはこれぐらいです.ビズリーチが運営しているので安心ですね.
OB/OG訪問が大事だといっても,行きたい企業に行っているOB/OGとコネクションないし・・・みたいな人ってとても多いと思います.そんな人の為に開発されたサービスがビズリーチ・キャンパスです.プロフィールを登録しておくだけで,サービスが自動的にOB/OGを選定し紹介してくれます.OB/OGは伊藤忠商事やSONYなどの超大企業から中小企業まで数多く存在しています.登録者限定でのOB/OG交流会なども企画されていますので,とりあえず登録だけでもしておくと良いでしょう.
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コンサルタントサービス
就活においても転職のようにエージェントと面談をしながら,気になる企業を紹介してもらうという形態ができつつあります.プロのエージェントと実際にお会いできるので,就活における分からないことや不安を解消することができます.
- MeetsCompany
コンサルタントサービスも提供している就活イベント開催会社です.基本的にIT企業が多いので,そこに興味がある方にお勧めです.
参加者内定率96%のMeetsCompany
7.エントリー開始・ES作製
プレエントリーが始まったらどんどんエントリーしていきましょう.プレエントリーは個人情報を書き込むだけででき,プレエントリーすることで初めてその企業の説明会や個別相談会に予約することができます.プレエントリーに損はないのでどんどんしていきましょう.
続いて本エントリー時にはESの提出を求められます.ESは自分で一から書いていると思った以上に時間がかかり,それこそ1社に一日かかることも頻繁にあります.その作業を効率化するために必要になってくるのが実際に書類選考を通過した人のESを真似るということです.みんなどこでその書類を手に入れるかというと,就活ノートというサービスが存在しています.就活ノートは内定者や実際に企業を受験した人の面接体験記やESを掲載しているサービスです.イベントではESの添削も行っており,非常に有用性が高いサービスです.とりあえず登録しておいて損はないでしょう.
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8.面接・内々定
今まで行ってきた自己分析や企業研究の成果を活かして,自分が出せる能力を最大限に発揮しましょう.場慣れすることが大事ですので,第一希望の企業の前に複数の企業を受験しておくことをお勧めします.
まとめ
以上のような流れで就活は進んでいきます.長くつらい道のりですが,今後の人生を大きく左右する一大イベントです.なんとか最後まで乗り切りましょう.就活を始めるといっても何から始めて良いか分からないという方も多いでしょう.